きらのブログ

まんが家マリナシリーズの二次創作サイトです。

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

心をこめて9

私はアニーの仕事が終わるのを待って本邸へと送ってもらった。アルコールも入っていたから車でピューンとね。 やっぱり車だと楽ちんね。毎回送迎してくれないかしら?アニーに相談してみたんだけど冷やかな視線が帰ってきた。 「日中は目立つのでダメですよ…

心をこめて8

別邸でのメイドの仕事も何とか終わり、勉強の疲れもあって本邸へ戻るとクタクタで私は部屋でうたた寝をしていた。 小さなシャルルとミシェルが仲良く遊んでいる夢を見ていた。二人は夢中になってお絵かきをしている。周りには何枚も紙はあるのに、一つの紙で…

心をこめて7

別邸に一人で行くのにも慣れてきた私はすっかりお散歩気分だった。 別邸に着くと控え室に向かいクローゼットの前で毎回悩んでしまう…。 今日はどのメイド服にしよう。 私は薄ピンクのメイド服に着替えて鏡の前でくるっと回ってみた。 とっても可愛らしい。た…

特別な存在②中編

2日寝ていたら熱も下がって私はすっかり治っていた。 仕事が早く終わりそうだから夕食は一緒に取ろうとシャルルから連絡があった。 私の食欲もすっかり回復し、今夜は久しぶりにシャルルと夕食だわ。 私が寝込んでる間、シャルルも忙しかったみたいで最初の…

心をこめて6 J-side

マリナさんが慌ただしく私の部屋へやって来て扉をノックしてきた。 自分がブレスレットを付けたままで別邸へ行ってしまった事に気付いたようだった。 この数時間前、シャルルはブレスレットからのGPSが本邸以外から発信されてる事に気付き、私に電話をしてき…

recollect進捗状況

みなさま、こんばんは☆ まんが家マリナシリーズ全巻をコツコツと集めているのですが、中には手に入れにくい物もあって少しずつ少しずつrecollectしているんですが…。 ついに、愛と哀しみのフーガ(上)発注しました!確かシャルルの想いをジルが語る…とか。冬…

特別な存在 ②前編

目が覚めてベットから降り立った瞬間に足元がフワッとして頼りなさを感じる。 一歩一歩踏み出すが、雲の上を歩いてるみたいにフワッフワッとした感覚。 熱があるんだわ。体中からギシギシ音がしてるような痛みと怠さもあるし。 頼りない足取りでリビングまで…

心をこめて5

ミシェルは私に仕事の説明をすると立ち上がり私に近づいて来た。 「兄上様に内密でこの館へメイドとしてくるなんて君は変わってるな。 仕事なんかしなくたって兄上様の婚約者だったら何でも手に入るだろうに。オレも君に興味が湧いてきたよ。」 私の顎に手を…

recollectその後

みなさま、毎日暑さが続いてますが体調など崩さないように気をつけて下さい。 私は午前中は耐え、正午になるとエアコンをポチッとつけるんです。その後は朝までコースになるので、せめて午前中だけでも自然体で居たいと思って…。 冷えすぎてタオルケットに包…

温もりを感じながら☆短編

ふと目が覚めるとぶるっと寒気を感じた。 いつの間にか仕事部屋のソファで寝てしまっていたんだわ。 ゴホッ…ゴホッ…。 く、苦しい……。ゴホッ… 明日の朝には3日ぶりにシャルルが帰ってくる。 ほんの3日だけなのに心が落ち着かない。 夜の闇に吸い込まれそうな…

心をこめて 4

私はとにかくメイド服ばかりのクローゼットから深紅の膝上丈の半袖ワンピースとレースを施した白のエプロンを着た。 まさにメイド!!恥ずかしいわっっ! ずっと部屋に居るわけにもいかないので言われた通りに電話を掛けた。 部屋で待っているとカーラさんが…

心をこめて3

いよいよその日が来た。 朝が苦手なシャルルも今朝は早くから支度をしていた。私はしばらく会えなくなってしまうシャルルの見送りの為に居室へと向かった。中へ入るとダークグレーのスーツに身を包んだシャルルが長い足を組んでソファに腰掛けて学会の資料ら…

recollect

みなさま、当サイトへ遊びに来て頂いてありがとうございます 立ち上げてからほんのわずかでまだまだ不慣れですが、温かく見守って下さい。 藤本ひとみ中毒、ファンであった私ですが、結婚の際にシャルル達を実家に残して来ていたのをいつの間にか母に処分さ…

特別な存在☆短編

「来週には……まと……マリナ?」 「あっ…ごめんっ。…なに?」 話し掛けられてハッとする。 シャルルの仕事も終わっていつものように2人でディナーなんだけど、何だろう…?ボーッとするような…せっかくのディナーの味もよく分からないのよね。 今日はやけに薄味…

心をこめて2

朝食が終わると私はスケッチブックを手に庭へ来ていた。 アルディ家の本邸の庭ってかなり広くて様々な草木や花が庭師によって、綺麗に整えられているの。私は気が向いた時にここに来てはスケッチをする。 奥にはバラ園もあって温室の中でしっかりと管理され…

心をこめて 序章

私は左手首に輝くブレスレットをじっと眺めながら、シャルルにはたくさんの物を貰ってるけど私は何もしてあげてないなって改めて思っていた。 このブレスレット、もちろんレコーダー機能は断固拒否して外してもらったわ。GPSだけはシャルルが私の安全の為だ…

新生活6

シャルルは身を起こしながら不敵な笑みを浮かべて私を見下ろす。 えっ………? 「オレを不安にさせた罰だよ。 これぐらいさせてもらわないとね。」 へっ? 「本来なら君が学校へ通う条件はジルに指示してあった。手続きと同時に進めていたんだ。オレの作ったブレ…

お気に入り登録について

皆様、当サイトにお越し下さいましてありがとうございます。 今回の新生活シリーズは前編・後編ほどで終わらせる予定でしたが長々となってしまってます 一部のお話は登録して下さった方のみの限定公開にしています。 お気に入り登録はご自由にして頂いてかま…

新生活4

「シャル、ル…?」 腕を掴まれ抱き寄せられたもんだから私はシャルルの膝の上に乗ってしまう形になったまま逞しい胸に収まってしまった。 いきなりの急接近に私はドキドキが止まらないっ! さっきまで不機嫌だったシャルルがなんで私を抱きしめているのよー…

新生活3

「だめだっ‼︎」 仕事を済ませ部屋へ戻ってきたシャルルはネクタイを緩めながらソファへ座ると私に冷たく言った。 私はシャルルの帰りを待って今日一日の出来事を話しながら、さりげなくメトロの事も言ってみたんだけど取りつく島もない。 「あ、あのね…だっ…

新生活2

いよいよ今日からフランス語の学校に通うんだわ。こっちに来てからというものアルディ家から一歩も出る事なく生活していた私は少し退屈していたのも事実なのよね。 あっ、でもフランス語を勉強したいって言うのは本当よっ!本当にっ! 「マリナ様、そろそろお…

新生活1

パリに来て3ヶ月が経とうとしている。 私もやっとアルディ家での生活のリズムも出来てきた。 そして今日からいよいよ外出許可がシャルルから出たの。アルディ家に居るだけだとこっちの生活に馴染めないでしょ? だから少しずつだけど外の世界にも触れてみよ…

はじめに

はじめまして【きら】と申します。 藤本ひとみ先生の作品を青春時代に夢中で読んでいました。そんな事も20数年前のこと…。それが先日、急に思い出して。 続編って、新刊ってこの何年かで出ているんじゃないか?って。調べているうちに二次創作に出会ってしま…