きらのブログ

まんが家マリナシリーズの二次創作サイトです。

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

50000hit達成ありがとう!

みなさん、こんばんは! おかげさまで50000hitを迎える事ができました!いつも遊びに来てくださる方々、ありがとうございます 私は13:54に50000hitジャストのカウントを見る事が出来ました。もちろん記念のスクショもばっちりしました。 え?見たいですか? …

忘れられないもの16

懐かしさと切なさが溢れ出しあたしはその後ろ姿をただ見つめるだけでまるで時が止まったかのように動けずにいた。 あの頃よりも少し逞しくなった後ろ姿は時の流れを感じさせた。 ルームキーを受け取ったシャルルがこっちを振り返った瞬間、あたしは思わずこ…

忘れられないもの15

「実はマリナちゃんの事が前から気になっていたんだ。もちろん君と和矢が付き合っているのは知っていたし、どうにもならないのは分かっていた。だけど二人はだいぶ前に別れたって知った時からいつ言い出そうかとずっと思っていたんだ。マリナちゃん、良かっ…

忘れられないもの14

高瀬さんは手慣れた様子で車を車庫に入れるとシートベルトをガチャッと外しドアを開けた。あたしも慌てて車の外に出た。 「ここの最上階のレストランはたまに利用するんだけど今月の初めにリニューアルしたって聞いたからマリナちゃんとゆっくり話もしたかっ…

忘れられないもの13

外に出て辺りを見渡したけどまだ高瀬さんはいなかった。 梅雨に入ったせいかジメジメとしていて体に纏わりつくような湿った空気が気持ち悪い。どんよりとした空からは今にも雨が降り出しそうだった。 と思っていたらポツンと鼻先に何かを感じて見上げるとポ…

忘れられないもの12

賑やかな子供達の声が部屋の中から聞こえてくる。この教室を始めた頃は参加する子供も二、三人だったけど最近はずいぶんと来てくれるようになっていた。 小学生ぐらいの子がほとんどでこうしてみんなで集まってワイワイしながらやるのも楽しいみたい。病室じ…

忘れられないもの11

「あんたねぇ毎回、毎回うちに持ち込んでくるのやめてくれない? 才能ないんだからさぁ。いい加減諦めなよ。こっちも暇じゃないんだからさ。ほら、帰って帰って! もう二度と来るな!」 突き返された原稿を抱えてあたしはトボトボと編集社を後にした。長い付…

忘れられないもの10

車のシートに体をあずけ、オレはそっと目を閉じた。 彼女が幸せならそれでいい。何度も自分に言い聞かせてきた言葉だった。だが折り鶴という名のパンドラの箱にオレは手をかけてしまったのかもしれない。 息苦しさをおぼえシャツのボタンを一つ外した。 「ま…