あけましておめでとうございます🎍今年もどうぞよろしくお願います😊
クリスマスから昨日までずっと仕事だったので今日は久々のお休み♡軽く掃除をしました(笑)←軽くがポイントです!
孫が来るので一応ねw
そうなんです…私、祖母なのです😅
今みなさん、すごいおばあちゃんを想像しましたか?💦
まだピチピチ(古っ!)の40代です(笑)
チビちゃんを見て癒されたいと思います✨
さて、前回シャルルのセリフの途中で終わらせた話ですが、やはり大人な表現を含む話とは別にしました。
なので今回のお話は全公開とします。
そのためいつもより短めです。
そして大人の表現を含むものでも大丈夫と言う方は続いて18話(R18注意❗)へそのままお進み下さいませ。
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「あぁ、あれは……」
シャルルは持っていたグラスをテーブルに置き、あたしへと向き直った。
「夢の欠片ってやつかな。ルパートの強権発動によりマルグリット島へ移送される途中でオレは一度、脱走した。
その時に君の口座を調べて送金したんだ」
「どうしてそんなことしたの?」
シャルルはぼんやりと遠くを見るような表情になる。
「もしオレが孤島へ行くことになった時、君が共に来てくれるかもしれないと、いや、来て欲しいと心の奥底で望んでいたんだろうな」
「もしそうだったら、それこそあたしにお金なんてあっても仕方ないじゃない」
もしかしたらシャルルはあたしと孤島に行くことを望んでいたんじゃないかって思ったこともあった。でも一緒に行ったらお金なんていらないはずだわ。
「アルディ家家訓では幽閉された当主、または一度でも当主候補になった者が孤島で死亡した場合、同行者はその時点で解放されることになっているんだ。つまり身一つで島から放り出されるのさ。そんなことになったら死んでも死に切れない。オレがいなくなった後、君が生活に困ることがないようにと考えたんだ。まだ君が来てくれるかもわからない段階で、オレは叶いもしない夢を見ていたんだよ」
シャルルは切なげにそう言った。
あの時シャルルはそんなことを考えていたんだと知って胸が苦しくなった。まだ二人で一緒に逃亡する話も出る前のことだもの。
あたしはその後、そんなシャルルの気持ちも知らずに孤島について行くと言い、そしてそれを覆し日本に残ると言った。
「シャルル……」
あたしはたまらずにシャルルをぎゅっと抱きしめた。それに応えるようにシャルルもあたしの体を強く抱きしめる。
「君が悪いわけじゃない。今はこうして隣にいてくれる。オレはそれだけで十分だよ」
耳元でシャルルが呟く。
「過去のことはもういい。オレたちに必要なのはこれからだ。マリナ、君が欲しい」
そう言って腕を解き、あたしを見つめる瞳はあたしを強く求めている。
つづく
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⚠大人の表現が苦手な方は19話が更新されるまでもうしばらくお待ちください。